海洋プラスチック問題を学ぶ<生物学と工学の両側面から>
——立教大学×東京学芸大学附属高等学校
立教大学特別授業
2025/12/15
研究活動と教授陣
OVERVIEW
2026年4月に環境学部を開設する立教大学は、5月8日(木)に東京学芸大学附属高等学校(東京都)で特別授業を実施し、参加した生徒はいち早く環境学部の学びを体験しました。環境学部開設準備室の大久保奈弥教授、森朋子准教授が教壇に立ち、海洋生物学と環境工学の両側面から「超難問!海洋プラスチック問題のリアルとこれからの対策」のテーマで授業を行いました。
海に流れ込んだプラスチックが生態系などに悪影響をおよぼす海洋プラスチック問題は、地球温暖化、非再生資源依存、海洋汚染などさまざまな課題が複雑に絡む超難問です。
教壇に立つ大久保教授(左)と森准教授(右)
授業の前半は、海洋生物学?環境保全学が専門の大久保教授が「海洋プラスチックが生態系におよぼす影響」をテーマに授業を行いました。サンゴの発生を専門とする大久保教授は、海中で撮影された動画などを交え、サンゴの生態や生物多様性などとともに海洋プラスチックの問題を説明しました。
後半は環境工学が専門の森准教授が、世界のさまざまなデータを示し、海洋プラスチック問題の現状を伝えました。いかに地球上にプラスチックが溢れ、ゴミとして捨てられているかを話した後、具体的な解決策を示しますが、どれも万能ではなく、唯一、全体の使用量を減らす「リデュース」が全ての面において有効であることを説明しました。
後半は環境工学が専門の森准教授が、世界のさまざまなデータを示し、海洋プラスチック問題の現状を伝えました。いかに地球上にプラスチックが溢れ、ゴミとして捨てられているかを話した後、具体的な解決策を示しますが、どれも万能ではなく、唯一、全体の使用量を減らす「リデュース」が全ての面において有効であることを説明しました。
授業の最後には「どうやってプラスチックごみを減らすのか」を考えるワークショップを実施。生徒からはさまざまな視点からの意見が出ましたが、どれも複雑で難しい問題だということを実感。文系?理系にとらわれず、全員が総力戦で取り組まなくてはいけない問題だということを学びました。
プラスチックごみを減らすための解決策を考えるワークショップ
授業終了後、講師の2人に直接質問する生徒たち
この授業の採録記事は2025年11月25日の日本経済新聞 高校生特別版 広告特集で紹介されました。
※記事の内容は取材時点のものであり、最新の情報とは異なる場合がありますのでご注意ください。
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